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【ネタバレ】銀の匙 103 感想【注意】

第103話 四季の巻⑥

大川「我が社設立以来最大の危機です」

八軒「・・・まだ設立されてないんすけど・・・」

またもや学校にまで来ている様子の大川

大川「ヤクザがらみのペーパーカンパニーとのもっぱらの噂で 投資してくれる人がいません」

八軒「だから資金はうちの父親からなんとかもぎ取ってですねぇ」

大川「その金をださないおやっさんがヤクザみたいだっつって金が集まらねーんだろ!!」

掴みかかる大川

八軒「父がとんだご迷惑を!!」

大川「おめーの気長さには付き合ってられん!もう会社立ち上げるぞ!」

八軒「えええ!?沢山の豚育てる金どーするんすか!?」

大川「ここに俺の貯金がある」

通帳を出す大川

「これをぶっこんでさっさと豚増やして売りまくる!」

八軒「大川先輩が我が社の下部 100パーセント取得って事ですか?」

大川「何言ってんだよ、おめーも金出せよ!株半分こだ!」

八軒「俺全然金ないっすよ!」

大川「無いなら作れ!社長命令だ!バイトしろ!!」

八軒「ええ~!!」

大川「俺、バイトであちこち行ってるけどよ 行く先々で放牧豚の話したら」

「出資はしないけど 食ってみたいって人沢山いるんだよ」

「お前もさんざん経験してきたろ?”胃袋つかんだら勝ち”だって!!」

「人様の金をあてにしてないで会社をおこす!!」

「まずは自分の責任の範囲で豚を売る!」

「波に乗ってきたら 名刺と肉と業績記録と持っておやっさんに売り込みに行け!」

「んで、出資ぶんどって来い!」

「親子としてじゃなくて 仕事してるいち社会人として 堂々とやりあってくるんだよ!」

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黙って大川の話を聞いている八軒

八軒「・・・あのヤクザみたいな父とですか・・・」

大川「タマ取られることは無いだろ!」

 

八軒「ええと・・豚の頭数増やすなら家畜保健衛生所に届け出を・・・」

大川「もうした」

八軒「早っ!!」

大川「自衛防疫組合も手続きした」

相変わらず仕事がはやい大川

「真面目なお前のことだから、防疫関係はちゃんとしたいって言うだろうと思ってた」

八軒「・・・大川先輩がこんなに熱心に社長やってくれるとは・・」

「俺、嬉しいっす・・」

大川「社長になるっつったら家族親戚に」

「”夢見てんじゃねぇカス”ってみたいな目で見られたので」

「さっさと儲けて見返してやりたいだけだ!」

八軒「そうっすか・・・」

 

八軒「ヤベーぞこれ・・・去年の学祭の二の舞いだ・・・」

みなと部活中の八軒達

「朝夕の実習無くなった分バイトつっこむか・・・いやしかし部活もあるし」

「どうせ今年も学祭で人間ばんばやるだろうし・・・」

「休みなしとか・・・もう既にブラック企業の様相を呈してきたぞ・・!!」

涙目の八軒

円山「いけるいける農家にくらべたら全然いける」

 

「家畜飼ってると誰かが必ず世話しなくちゃいけないから 家族旅行とかも出来ないですよね?」

御影「酪農ヘルパーさんがいるから大丈夫よ」

御影が解説し始める

「うん 酪農家が家を空けるときに代わりに牛の世話をしてくれる人」

「ヘルパー利用組合とかに加入してれば来てくれるよ うちも加入してるから時々来てもらってる」

八軒「あれ?んじゃ去年俺がバイトにいかなくてもヘルパーさん使えば良かったのでは?」

御影「んー・・・利用料もそこそこいい値段するしねぇ・・」

依田「バイト雇ったほうが安上がりだよな」

御影「かと言って”ヘルパー代を安くしてくれ”って言っても組織の運営ってものがあるからねぇ・・」

円山「利用料安くして組織が潰れたら、農家も利用できなくなって本末転倒だしな」

御影「なので八軒君、またバイト来ませんか!?」

八軒「バイト!?やる!稼ぐ!」

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八軒のバイトが決定した

御影「父さん、また腰やっちゃってさ・・・」

八軒「おお・・」

 

駒場一郎の巻

駒場母「酪農ヘルパー組合の正職員になれたよ」

駒場「研修期間終わったんか」

母「うん」

ニ野 三空「おかあさんおめどー!」

母「年齢的に厳しいかと思ったけど 酪農経験者で大特免許持ちってのが良かったみたい」

「これで収入もしばらく安定するね」

笑顔の母

「少しづつだけど御影さんにお金返せるし あとは土地が売れれば」

「ニ野と三空も大学行かせてやれるし」

ニ野 三空「奨学金狙いだよ!!」

母「はいはい 助かるわ~」

「・・・・で あんたはどうすんの?」

駒場「どうするって・・・」

母「高校行き直す?」

駒場「高校はもう気にしてねーよ 俺はここにのこって借金返す手伝い・・・」

母「借金のことは気にするんじゃない!!」

「ーわたしが何年この家を切り盛りしてきたと思ってんの、この大メシ食いが!」

「何が一番したいの!いいな!」

母の迫力に圧倒される駒場

駒場「・・・自分の牧場が欲しい・・・」

母「うん、じゃあその夢を全力で追いな」

駒場「つってもよぉー!今のままバイトしててもさっぱり貯金たまらねぇし!」

「しょうがねぇだろ・・・継ぐ土地もねぇ、野球もねぇ、金もねぇで」

「今の俺にはホントなにもねぇし・・・」

母「ほんとに?何も無い?」

じっと考え何かに気づいた様子の駒場

八軒や御影達の言葉を思い出す

 

「・・脳筋・・・」

母「は?」

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駒場「山の向こう・・・行ってみっか・・」

 

帯広空港

「夏の甲子園北北海道ブロック決勝」

「旭山南対大蝦夷農業高校ー・・」

どうやらTV中継で甲子園予選が流れている様子

「ー羽田行き1154便ご登場のお客様をー機内へご案内致しますー・・」

場内アナウンスが流れる

そこには駒場の姿が

「4番ライトー 雨竜くん」

穏やかな顔で中継を聞きつつも搭乗手続きをすませていく

「夏の甲子園への切符を掴むか蝦夷農ー!!」

八軒達も応援している様子

「うったー!!」

「大きいー!!夢をのせた白球は青空へとー・・・」

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空港から飛び立っていく駒場

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