はじめの一歩 第1051話

敵の名は混乱

↓↓

木村「おい寝てろって」
青木「KO負けしたばかりなんだからよ」
一歩のダウンに動揺している様子の板垣

 

青木「心配するな 一歩のダウンは日常茶飯事だ」
板垣「ボクが鴨川ジムに来てからは初めてのことです」
固まる木村と青木

「いつだってギリギリで倒れなかった その先輩が今簡単に倒された」
「ボクにとってこれはー事件ですよ」

鴨川「貴様が持っておるヤツより上のものー」
「足は!?」
一歩「あ はい 大丈夫です回復していると思います」
鴨川「うむ やはりそれじゃ」
「圧倒的な回復力!体力!そいつにモノを言わせて戦って時間をかけて相手の体力をこそぎ落とせ」
「体力が無くなれば気力も無くなる!そこからが勝負じゃ!前に出続けろ!手を出し続けろ!怯むな!挫けるな!」

一歩「はいッ!」

ゴンザレス「見せてもらうよー世界を口にする その理由をー!!」
ゴンザレス側には油断はない様子
4Rのゴングがなる

鴨川「・・時間をかけて か・・それが許されなかった時は・・」
宮田「ここから先は大変なラウンドになるぞ・・」

「さあ!中盤戦に突入!逆転男の面目躍如なるかーッ!?」

なかなか前に出られない両者
観客は幕の内を元気づけようと声をあげる
「ダウンにびびってちゃ幕の内のファンやれねえよ」
「まっくのうち!まっくのうち!」

 

間柴「大騒ぎしやがって この連中は分かってるのか幕の内の心境を」
マリ「心境!?」
千堂「メキシカンは左の種類が多い 特にフックは小さいの大きいの角度が有るのと無いの」
「使い分けてくるから厄介なんや それを隠しておいて遂に見せおった」
マリ「心理戦を強いられていると?」
間柴「色んなモノを刷り込まれた 今の幕の内の頭のなかはグチャグチャのハズだ」

一歩「何がくる!? まっすぐか?下からか?それとも 見えないところからか?」
「何処からくるんだ?なにがくるんだ!?」

混乱している一歩

両者はまだ動かない
鷹村「世界の上の連中ってのはさー 大胆にして沈着ー 相手の残存戦力」
「自分が刷り込んだ印象がどこまで浸透しているのか よおーく観察してやがるのさ」

伊達「・・その通りだ やはりゴンザレスの左はリカルドと酷似していた 意味があった・・・」
「・・あそこで左フックを出すとはな いや最終的な狙いがソレなのかすら理解らない・・・」
「・・左フックを印象づけられて今度は左のアッパーが見えない そう思わせて右ストレートか?・・」
「・・こうなるとどれもKOパンチになり得る・・幕の内 お前の経験則で対抗できるのかッ!?・・」

一歩「どうする? ・・・間柴さんや真田さんゲドーさん あの時はどうした? どうやったっけ?」
「ーそうだ!いつだってー」

ドンッ

一歩「前に出た!」
前に出る一歩

「意を決したか幕の内ダッシュ~!!」
「そうだそれだ!」

一歩「迷うな 練習で積み重ねてきたこと 実践で学んだこと 全てぶつけるんだ」
「会長とやってきたことがどれだけ通用するか 試すんだ!」
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