【ネタバレ】BabySteps ベイビーステップ 435 感想【注意】

#435 決勝戦

 

飛行機に乗ろうとするナツから、写真と一緒に連絡が来る

 

〈行ってきまーす!空から応援してるね!!〉

返信する栄一郎

〈行ってらっしゃい!いい結果を報告できるよう、命がけで頑張ってくる!〉

 

出発する栄一郎「行ってきます!」

 

試合前、それぞれ最後の調整とウォーミングアップをする栄一郎とクリシュナ

大林「上位シードが早々に消える波乱の大会とは言え、マジで丸尾くんが決勝まで来ちゃうとはな 昨日は渡邊さん相手に凄かったな!」

諭吉「大林くん!今のアニキなら優勝しても全然おかしくないんですよ」

 

着信に気付き、電話に出る栄一郎「あ!敦士さん、お久し振りです 折り返しいただいてすいません…少し聞きたいことがありまして…」

平「久しぶり!クリシュナのことだろ?2人が慶稜の決勝で当たるんだって?すごいじゃん!」

栄一郎「まさにその試合がこれからなんです それで昨日いろいろ思い出してたら、前に敦士さんが

“クリシュナは自己主張できるようになって強くなった” って言ってたのを思い出しまして…」

平「ああ…ずっと前ね」

栄一郎「アレなんですけど…クリシュナってどうして自己主張が苦手で…どうしてそれができるようになったのかなって…」

平「ん?それが聞きたいこと?」

栄一郎「え…あ…はい 大事かなって、こういうこと」

平「そうだなぁ…クリシュナは今年、テニスの実績で有名大学への進学が決まったんだよ」

栄一郎「へー、進学ですか 最近は大学行くプロも多いですよね 特にアメリカは強ければ大学が有力なスポンサーになってくれるみたいだし」

平「プロの試合に出られる回数は減るけどな それ以上に得られるものが多くなってきてるんだろうな」

栄一郎「そうみたいですね(なっちゃんもそうだし…)」

平「クリシュナの実家ってインドなんだけど、信じらんないくらいの大富豪なの知ってたっけ?」

栄一郎「いえ…そうだったんですか?」

平「そう だからあいつ、本当はスポンサーなんていらないんだよ 年中世界中を飛び回るくらいの資金なんてどう考えても余裕だし

でなくても親の一言でスポンサーなんていくらでも集まるだろうし」

栄一郎「(お金がない俺や、自由がない王偉とは住む世界が違うのか うらやましい…)」

平「更に言えば、クリシュナくらい強くなれば 大学の施設じゃなくても練習環境はあるんだよ」

栄一郎「え…じゃあ何でクリシュナは大学に…?」

平「だからあいつは純粋に勉強しに行くんだよ」

栄一郎「え…プロの選手になる気はあるんですよね?」

平「もちろん…それでここからがクリシュナの自己主張に関わる話なんだけどさ、クリシュナはずっと

 

“アレックスやピートみたいにテニスで生きていくってほどテニスだけになれない”

って悩んでたみたいなんだ」

栄一郎「何か他にもやりたいことがあるんですか?」

平「家のこともあるし、経営(ビジネス)を勉強したいみたいだね…しかもあいつ、そっちの才能も相当あるみたいでさ

だからテニスだけになれない自分は目的がハッキリしてないと思って イマイチ自己主張できなかったみたいなんだ

テニスだけで必しな俺からしたら何言ってんだって感じだけどさ…

その時はクリシュナもこんな悩みを近くで一緒に戦ってる友達に相談できなかったらしいよ

それが1年半前かな?吹っ切れたみたいに言ったんだ…」

 

練習後、皆で歩いている時…

平「クリシュナはプロになるんだよな?」

クリシュナ「うん…テニスは僕の人生を豊かにしてくれる最高のスポーツ…僕はテニスが好きなんだ

 

だから僕は生涯テニスを続けたいし、上を目指すつもりだ だけど他のことも全力でやる…そう決めたんだ」

 

平「クリシュナがテニスを愛してる事ぐらいみんなわかってたし、クリシュナに他の可能性があることもわかってたから

 

そういう生き方に決めたのかってみんな祝福したよ

そこからだよね、あいつが一気に強くなってきたのは…」

栄一郎「じゃあ将来的にプロとして活動しながら他の仕事もするってこと?そんなことできるのかな?」

平「まー難しいよな…でもクリシュナなら…って思ったりもするよ

アメリカにいると 日本人は生涯、何か1つのことに全てを費やすことが美徳だと感じる人が多いんだなって思う時があるんだ

アメリカには医者で金メダリストとか、弁護士でプロスポーツ選手なんて人が本当にいるからさ

そういう方向を本気で目指すってことなんだろうけどな

そういう人って案外1つに絞ると不調になるケースがあるらしいよ

とはいえコーチ陣はクリシュナがテニスだけに集中したらどれだけすごいかって嘆いてるけどね はっはっは」

栄一郎「(すごいな…何でも出来過ぎて迷ってた人が 何でもやるって決めたんだ…)」

平「こんな感じでいいのかな?」

栄一郎「あ…はい!ありがとうございます!」

平「じゃ、試合頑張れよっ」

栄一郎「頑張ります!」

通話終了…

平「(…つーかあれから1年後の今、チャレンジャー決勝に出てる丸尾くんもすごいけどね…)」

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