【ネタバレ】BabySteps ベイビーステップ 434 感想【注意】

#434 夕暮れ

 

クリシュナとアロイージの準決勝のビデオを見る栄一郎・ナツ・青井

青井「おー…うまいなー 細いくせに剛腕相手にもうまく対応して打ち勝ってる」

栄一郎「それができるようになって急に強くなったみたいですね」

 

青井「この左利きのフォアのスライスはエグいなー 相手のアロイージはその度に態勢を崩されてるよ

あとずっと流れを見てると、この子は相当頭がいいよな 同じやられ方を繰り返さないし、相手の弱みを見つけるのが早いし…」

 

栄一郎「かなり記憶力がいいみたいですね ひょっとして全部憶えてるのかも…」

青井「丸尾がノートでやってるみたいにか?

去年の世界スーパージュニアで難波江に負けた時はどうだったんだろう?丸尾もその頃、彼をIMG(フロリダ)で見てるんだろ?」

栄一郎「はい 1年前の練習試合では2勝2敗で、勝ちは両方粘り勝ちでした ただ練習だとクリシュナはあまり本領を発揮しないんですよね

あの横回転が強いフォアのスライスとか色んな戦略を試すからだと思います 公式戦で勝ちに拘ってくるとどうなるかってとこですね…」

青井「なんか丸尾と難波江を足したようなタイプだな」

ナツ「でも彼、頭脳派ってより感覚派っぽい」

栄一郎「え…どの辺が?」

 

ナツ「例えばスローだとほら…普通より少し、ボールから目を離すの早いと思わない?」

栄一郎「確かにそうかも…」

青井「ボールを見る時間を最小限にできたら、早く相手の動作が見れて次の狙いを定められるよな」

ナツ「記憶力も状況判断もいいならあとは感覚重視で、その場でパパッと判断した方が上手くいくタイプなんじゃないかな」

青井「確かにそういう奴ってパワーとテクニックを手に入れた瞬間強くなりそうだよなー」

栄一郎「…」

ナツ「ねえ、クリシュナくんとの思い出とかって何かないの?」

栄一郎「え?思い出か…うーん…そうだなぁ

初めてフロリダに行った時、ルームメイトになったんだけど…クリシュナはあんまり喋らないタイプだったんだよね

俺も英語が下手であまり喋れないから親近感があったんだ 俺より年下でインドから1人で来てて俺に近いのかなって…でも…

 

実は英語力は完璧でさ…ショックで聞いちゃったんだよね 何でそんなに落ちついてるのって…そしたら…」

 

クリシュナ「僕は…自己主張するのが下手なんだと思う…」

 

栄一郎「それがすごく印象に残って…

でも2度目のフロリダで会ったら印象が変わってて、先輩の敦士さんに聞いたら…」

 

敦士「自己主張ができるようになって強くなったんだ」

 

栄一郎「…って言ってたんだ」

ナツ「へー」

栄一郎「でもさ、自己主張ができたらからってテニスが強くなるかな?」

ナツ「なるんじゃないかな…特にアメリカなら あっちは “何のために何をしたいのか” がハッキリしてないと色々やりづらかったりするし」

青井「丸尾はいつもハッキリした目標を持って行ってたもんな だから色んな人に助けてもらえたし、うまくやれたのかもな」

栄一郎「なるほど…だとするとクリシュナは最近それがハッキリしてきたのかな?」

青井「何にせよ、彼は今後のテニス界で間違いなく上に行く逸材だよ 今のうち戦えるのはいいことだ」

 

明日への戦略立ては続き…時間は18時45分を廻る

栄一郎「遅くまでありがとうございました!」

青井「お疲れさん じゃあ丸尾は明日な」

栄一郎「はい!」

青井「ナツはいよいよ向こうで新生活だな…気を付けてな めいっぱい学んでこいよ」

ナツ「はい!色々ありがとうございました 帰って来る時は連絡します!」

青井と別れを告げ…

手を繋いで帰る2人

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