【ネタバレ】BabySteps ベイビーステップ 432 感想【注意】

#432 均衡

 

渡邊「(ダウンザラインと反応勝負…こっちが攻略できてない武器が2つ…

1つの武器で足止めされてるのに…そこを2つ目で攻撃されたら効果は単純に倍じゃ済まない)」

栄一郎「(やった…無理してでも成功させたかった理想の展開!)」

渡邊「(セカンドセットの立ち上がりに用意していたかのような戦略…

新人が俺を相手にダンゴ(6ー0)で圧倒しても、少しも油断や戸惑いが見られない…ここまでは想定できたってことなのか!?)」

 

ダウンザライン(強)が有効なうちに強打で撹乱して反応勝負に持ち込む…

これは栄一郎が渡邊を倒すために描いたベストの筋書き(ビジョン)だった

これは全てが思い通りにいくことで初めて実現していた

更に、渡邊が逆転するにはキープが必至のこのタイミングで、2つ目の武器を出せた意味も大きかった

渡邊は、ここで多少無理してでもダウンザラインを攻略してキープできれば、圧倒されたファーストセットを断ち切れた

 

フォアでクロスに返す渡邊

栄一郎「(ここで…勝負!)」

 

フォアでダウンザラインに決める栄一郎「っし」

15ー40

 

しかし逆に圧倒された武器の効果が跳ね上がる

渡邊がこの状況を変えるのは、ファーストサーブから一気に押し切る必要があった

しかしそれができず、ストローク戦になると

渡邊は何がどこへ来るか知れないショット(武器)を考慮して守備位置を下げなければならなかった

 

下がった渡邊「(どっちだ…?)」

 

下がればその分、どっちの武器を出されてもカバーできる可能性は高まる

その反面、これは渡邊の武器である球威を自ら◯す苦肉の策だった

 

渡邊「(ダウンザライン?それともクロスから前?それ以外…?)」

栄一郎「(その位置なら…)」

 

栄一郎は渡邊が後手に回ったことを見逃さなかった

 

ドロップショットを打つ栄一郎

前に走り出す渡邊「くっ」

 

渡邊は何とか返すも、前に詰めていた栄一郎がボレーを決めてブレイク

栄一郎「よし!!」

続く栄一郎のブレイクにざわつく観客達「マジかよ!セカンドセットも丸尾のブレイクで始まった!」「ウソだろ…このままいくのか…?」

苦しい表情の渡邊「…」

観客達「頑張れ渡邊っ!」「まだイケるぞ!」「ここから!諦めるな!」

デ杯で緊張していた時、吉道にかけられた言葉を思い出す渡邊

 

“いや、確かめたかったんだよ…ちゃんと日本中に見られてる意識があんのかをな

ちゃんと意識できてんならそんな顔すんなよ…それこそ日本中が心配しちまうぞ?”

 

渡邊「(観られてることを忘れるな…俺はナショナルチームだ)」

 

少し表情が良くなった様子の渡邊

 

続くセカンドセット、第2ゲームは栄一郎のサーブ

サーブから武器2つを駆使した攻撃で、栄一郎は有利に展開した

しかしここを渡邊が守備に徹して粘り、最悪の混乱状態から徐々に抜け出す

だがそれでもブレイクには至らなかった

 

そして続く渡邊サーブの第3ゲーム

渡邊の後方からの粘りが、功を奏し始める

栄一郎のダウンザライン(強)の効果が薄れると同時に

この戦い方はここぞという時の球威がモノを言う

 

渡邊の強打に対し、ネットにかけてしまう栄一郎

 

ついに渡邊がこの試合初めてのキープ

 

渡邊「(まだ間に合う…立て直す!)」

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