【ネタバレ】食戟のソーマ 214 感想【注意】

第214話 強者たる所以

 

イストワール「なぜこちらの品の方がこれ程までに…より強くそばの風味を感じられるのだ!?」

秘書子「…え…!!」

イサミ「…どっちの品のこと言ってるんだろう…!?」

榊「で、でも…そばの扱いに長けているのはどう考えても紀ノ国先輩よね?

審査員達に時をも忘れさせるほどの至上の風味 一番粉そばと桜エビが織りなす抜群のコンビネーション

そんなそばに打ち勝ってるとは…とても思えないけれど…?」

 

アン「ミス紀ノ国」

紀ノ国「…?」

アン「日本にはこんな言葉があるのです 論から…論…まで…?」

 

パラパラ…と、慣用句辞典などを見たアン「論より証拠です」

創真「(よく見たら料理関係ない本も色々ある!)」

アン「そばの追加分はまだありますね?このそばを食べてみて下さい、ミス紀ノ国」

紀ノ国「…なぜそんな必要が?どうして彼のそばなど」

アン「いいえ、食べてほしいのは貴女の出したそばなのです」

紀ノ国「!?」

吉野「へ?」

田所「…ど、どうして…?」

紀ノ国「(…何だというの 私はいつも通り最高のそばを…)」

自分のそばを食べてみた紀ノ国「えっ…?」

アン「 “いつもと違う” そうですね?ミス紀ノ国

“いつもの自分のそばに比べて香りが立っていない” …それに引き換え、

ミスター幸平のそばの方はストレートに風味が伝わってきますよ」

ザワッ…とする麗と生徒達「!!」

紀ノ国「ばかな…!!」

創真のそばを食べてみる紀ノ国「確かに…私のそばよりも…!でもどうして…?私の調理手順に一切不手際なんてなかったのに…!!」

生徒達「…!?」

 

アリス「…わかったわ、室温よ 幸平クンは “温度による影響” に気づいたの!」

生徒達「し、室温ん!?」

青木「え?そりゃ北海道だし冬だし特設会場だし」

吉野「冷えるのは当たり前だけど…それが何?アリスっち!」

アリス「ここからは化学の講義になります そばの香りのもとになるのは主に揮発性アルデヒド…ノナナールやデカナールといった成分です

この揮発性アルデヒドは周囲の温度が下がると、その “揮発量” が減る という報告があるわ そうよね?葉山クン」

 

葉山「あぁ、揮発量ってのはつまり空気中にその匂い成分がどれだけ漂ってるかだ…これは料理でも極めて重要になる!

特にそばみたいな、風味がものをいう料理は尚更な…

まあ、温度毎のそば香味成分の揮発量変化なんて過去調べられたことはないし、データもないから確証もねぇ

でも1つの “仮説” として…この会場にはそばの香りが立ちにくくなる条件が揃っていた可能性は高い」

イストワール「道理で…!!低い室温や湿度!!この会場はそばを活かすのに最も過酷な地獄だったということか…!!」

アン「ミス紀ノ国のそばは、淡く繊細な風味の混じり合いを味わうものでした だからこそ室温によって少なからぬ影響を受けてしまった

しかしミスター幸平のそばは違いました

あえて熱を加えて、油の匂いや御焦げの香ばしさもすべて皿の魅力にする事で 風味の立ちづらさをカバーしたのです!」

紀ノ国「な…な…!!そんなのただの偶然ではないですか!!たまたま彼が三番粉を手に取っただけで…」

一色「いや…こうなったのは偶然じゃないさ なぜなら創真くんはこうなることを最初から予測していたんだから」

紀ノ国「…!?」

一色「だよね?創真くん」

創真「そっすねー 温度が原因だったとは分かんなかったですけど、試合始まってそば粉を選んでる時なーんか違和感あったんすよね

 

実家や遠月の授業でそば粉さわった時に比べて…なんか匂いがグッとこねーなぁって

だから油で焼きたいと思ったんすよ そばの風味をさらに強化した品を作るためにね

ただ一番粉じゃ “焼く” って工程に耐えられないかもしれないから、香りの強い三番粉なら!と思ったんす

そうすりゃ風味が立ちにくい状況だったとしても…

 

審査員の人達にそばの美味しさをしっかり感じてもらえるでしょ」

固まる紀ノ国や生徒達

創真「…?あれ?なんかおかしい事言ったっすか?

あ!つーか俺にも先輩のそば食わせてもらっていいすかね 俺のそばもどんどん食べていいすから!」

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