【ネタバレ】食戟のソーマ 213 感想【注意】

第213話 可能性の器(カップ)

 

秘書子「…冷えてきたな…!」

榊「この会場に入る時も降ってたけど、どんどん強くなってきたわね…雪」

吉野「ふぅうわぁ 気温と緊張で震えてきた〜」

田所「(いよいよ創真くんのそば…実食…)」

タクミ「(紀ノ国先輩を上回れたのか否か!)」

えりな「(…頼んだわよ、幸平くん!)」

 

麗「反逆者、幸平創真のターンです 実食開始ーっ!!」

熱々の皿を出す創真「おあがりよ」

アリス「ふふ…わかったわ…幸平クンの品」

吉野「え?」

アリス「確かに見た目そば感は全くないわね」

吉野「そこかよアリスっち!!」

丸井「でも…本当に…鉄鍋で豪快に焼いたりなんかして…そばの風味は台無しになってないのだろうか…?」

何かに気付いたのか、目を見開いている葉山「…」

一色「…創真くん、これが…君の答えなんだね」

創真「うす、上手くいってるといーんすけどね」

紀ノ国「…?」

麗「では審査員のみなさぁん、よろしくお願いいたしますぅ!」

アン「はい」

司「…」

竜胆「ふーむ…?」

そばを箸に取り、息を吹きかけるアン「ふうふうぅっ」

 

そして豪快にすする審査員の3人

麗「さぁ!いかがなのでしょう!?大方、風味も何も失われているに…」

もぐもぐもぐ…ごくん…

アン「…これは…!」

 

清々しいような顔をする審査員達

イストワール「生きてる…!そばの香り…風味はしっかりと生きているぞ!」

紀ノ国「何ですって!?」

箸を進める審査員達

シャルム「鉄鍋で軽く焦げた部分はパリパリに!そばの食感にコントラストが!」

イストワール「鴨肉のクリアな油がそばにしっかりとしたコクを与えながら」

アン「そば自体の風味がハッキリと伝わってきます!!」

ガッツポーズをする創真「うっし…!」

紀ノ国「ど…どうしてそんな事が…!?」

創真の作業台を見てハッとする紀ノ国「まさか…三番粉を…!?」

ニヤ…とする創真

アリス「さんばん?え?おなじそば粉じゃないの?どういう事?」

アン「そば粉には挽いた実の部分の違いによって、一番粉・二番粉・三番粉といった種類があるのです」

 

一番粉…そばの実を挽いた時、最初に粉になる胚乳の中心だけを集めた粉 打ったそばは喉ごしが良く滑らかで、品のある風味になる

二番粉…更に挽き続け、胚乳の周りの胚芽部も粉にしたもの 香りと食感のバランス良し

三番粉…二番粉に続いて取れる、実の外側に近い部分も挽き込んだ粉 喉ごしの質は落ちるが、風味は非常に強い

 

アン「ミス紀ノ国が使用したのは一番粉です ふわりとした甘さがあり、弾力・歯切れもよくツルツルとした喉ごしに仕上がる

我々3人を天にも昇るように錯覚させるほど…その味は上質でした

対して彼が選んだ三番粉は、一番粉に比べると滑らかさに欠け、香りも舌触りも粗い…けれど!!

最も外殻に近い部分が粉になったものだけに、そばの風味は最も強く出る!

もしMr.幸平が “一番粉” を使い、焼くという調理法をとっていたら…風味は台無しになっていたでしょう

しかしそば特有の風味を強く備える “三番粉” だったからこそ…

鉄鍋で焼いてもその風味が壊れること無く、ここまでの美味を構築できたという訳なのです!!」

表情を明るくする吉野達、顔を曇らせる一般生徒達

竜胆「やっぱやるなー幸平ー…」

紀ノ国「…どういう発想をすればこんな品が?三番粉を使うなら、いわゆる薮系そばや田舎そばのような選択肢が浮かぶのが普通でしょう…!

なのに何故、そばを焼くなんて発想が…」

創真「え、だから調理中も言ったじゃないすか

 

“カップ焼きそば” だって!」

紀ノ国「!?」

アン「カップ焼きそば…?いわゆる即席カップ麺の一種ですよね」

創真「そうっす!」

小鉢を2種、それぞれの前に置く創真

イストワール「おや、この小鉢は…薬味だね?好みで追加できるというわけか」

創真「これもですね…薬味ってよりは “かやく” っす!シーズニングスパイスにすりごま!お好みでどうぞ

俺…ガキの頃からカップ麺とかカップ焼きそばとかすげーなぁって思ってたんすよ あのカップひとつで完成してる機能美!

なのに味付けや素材はめちゃくちゃバリエーションがありますもんね だから料理に活かせないか色々考えたり…

逆にカップ焼きそばを最強に美味くアレンジする方法を探したりしてたわけっす」

 

小さい頃…

色々なカップ焼きそばを食べる創真「ふむふむ…この商品は麺にソースが練りこんであるから味がしっかり感じられるのか…考えたなー

なるほど、焼いた感じの風味を出すために後入れのタレに油が仕込まれてるんだな」

焼いてみた創真「ほら親父!湯切りした麺をフライパンで焼いてみたんだ、これが最強のカップ焼きそばだぜー!!」

城一郎「それはもう普通の焼きそばじゃねーのか?」

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