【ネタバレ】食戟のソーマ 208 感想【注意】

第208話 地に足つけて

 

司会は洗脳済みの麗「さぁ〜ついに始まりました連隊食戟(レジマン・ド・キュイジーヌ)!!

両陣営から任意で選出された料理人がタイマン勝負!今回は3人ずつでぶつかってゆく運びとなりました

 

さて、注目の1st BOUT!反逆者サイドは女木島冬輔・一色慧・幸平創真の3名を送り出してきました

十傑評議会の席を!遠月の未来を掴むのは果たしてどちらの陣営なのでしょうか!?つーか負けろ反逆者共!」

 

榊「あの子、いつの間に敵に寝返ってたのかしら」

佐藤「まぁ、権力とか勢力とかに弱そうな感じするもんな…」

麗「制限時間は2時間でーすぅ!!」

創真のくじ引きの結果に笑っている一色「はっはっは 創真くんはホントに持ってるなぁ」

麗「お”い!2時間だっつってんだろ、麗ちゃんの司会が聞こえねぇのか」

吉野「一色先輩も早く料理してー!!」

佐藤「にしても幸平ぁ…作る品が “カップ焼きそば” ってのはどういう事だぁ!?相手は超一流のそば職人なんだぞー!?」

不安げな佐藤達だが、創真は淡々と調理に取りかかっている

紀ノ国「…(一色…ずいぶんあの1年生に目をかけているみたいだけど

この対決カードと “そば” というお題で あの子に何ができるというのかしら…)」

 

紀ノ国寧々が日本舞踊を始めたのは4歳の時だった

和食文化の担い手である名門、紀ノ国家に生まれた者の嗜みとして

お稽古事の習得は必須も必須だった

他にも書道・柔道・薙刀・大正琴・小唄などなど…

彼女の放課後・休日のほとんどは習い事で埋まった

学校が終わり、家に帰る途中…

同学年の友達が自由に寄り道しているのを遠くから羨ましそうに眺める…

 

そんなような事は別に無かった

習字で上手く字を書けて、充実感を感じる紀ノ国「(じょうずに書けた…)」

コツコツと経験値を積み上げ、技術を磨くことは彼女の性に合っていた

そして自分の上達を誰かに見てもらう事もとても好きだったのだ

そしてそれは料理でも同様であった

特に “そば” に関して…

 

薊「生徒諸君!注目しよう、紀ノ国の手元だ 4本の指と親指とが相互に機能し、そばをかき回している

親指の動きによって、木鉢の中に淀みない流れが生まれ 4本の指がそば粉を少しずつ大きく育てていく

このきめ細やかな手捌きによって、そばの粒子一つ一つと水分が的確に結びつく…

さぁ、そら豆大のサイズまで粒が育ったところで そば粉を一つにまとめ練りあげる “寄せ・くくり” に入るぞ」

完璧な作業を見せる紀ノ国

生徒達「すごい…」「まったく無駄のない手際…!!」

葉山「そばがどっしりと粘りを帯びていくのが分かる」

黒木場「あの細腕でやってるとは思えねぇ…なんて力強さだ…!」

 

えりな「(その秘密は彼女の下半身!!踏みしめた脚や腰のエネルギーまで余さずそばに伝えているからだわ…!!)」

薊「きめ細かくかき回しているから余分な加水も必要ない そうやって必要最低限の潤いを宿した本物のそば…イメージしてごらん

冷そばなら、なめらかな麺がつゆとよく絡むきりっとした喉ごしに!

温そばなら、そばの風味と出汁がしっかりと溶け合った至上のまろやかさに…!

紀ノ国は今日、どんな品を紡いでくれるだろうね」

ごくっ…と生唾を飲む生徒達

吉野「ちょっと!敵の料理の解説でよだれ出さないでよ」

青木「吉野だって出てるっての」

えりな「(そば打ちの世界にはこんな言葉がある…)」

 

“包丁三日 延し三月 木鉢三年”

※それぞれの仕事で一人前になるのにかかる時間を表した言葉

 

えりな「( 木鉢(こね)こそ最も奥が深く…時間もかかると言われているわね

あの仕事ぶりを見ただけで伝わってくる 三年どころの話ではない…そばの前で積み上げてきた年月の重みが!!)」

会場を盛り上げる薊「さすが一般生徒達を導くセントラルのメンバーだ まるでそばのテキスト・ブック!紀ノ国女史に拍手!」

 

一息つく紀ノ国「ふぅ…カップ焼きそば…ね」

創真「…ん?何すか先輩」

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