【ネタバレ】銀魂  563 感想【注意】

第五百六十三訓 逃げの小太郎

 

*「いやいや何言ってんの!?そんなの断然銀時さんで決まりっしょ!」

「今日も見ただろうあの人の暴れっぷり…あの大軍に奇襲を仕掛ける豪胆さ 戦闘種族さえ寄せ付けないまさに夜叉(おに)のような戦いっぷり」

「敵にも味方にもあの人に勝てる人は居ないよ!」

冒頭はどうやらかつての攘夷戦争時代 夜の闇に焚き火の周りで最強談義?にはなを咲かす攘夷志士たちのところから

 

背景にはまさに夜叉をおもわせるような笑みで戦場を舞う銀時の姿が

*「何言ってんだ!!あの奇襲作戦は鬼兵隊の助けなくして成功しなかったぞ!」

「近代兵器さえものともしない戦術 軍艦二隻を瞬く間に落とす戦闘力 最強は俺達の総督高杉晋助に決まってんだろ!!」

背景には鋭い表情で敵を屠る高杉の姿

ー「何をいうとるがじゃお前ら!それをいうならこの戦自体誰のおかげで成立しとると思っとる!!」

「誰かが兵・武器・金・あらゆるもんを後方で工面してくれとるからじゃろ!」

「つまり最強は… 桂浜の龍 坂本辰馬で決まっ…」

*「うん それはないな」

*「それがないのだけははっきり解るわ あの人は金へのがめつさと声のでかさは誰にも負けないけどな」

ー「……」

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端っこで小声の坂本「……ああそう 小さい声もでるけどね…」

 

そして志士達の話題はやがて桂の方へも

*「ーうーん…あの人は…」

「ー正直よく解らん」

 

「幼い頃から銀時さんや高杉さんの暴走を諌めまとめてきた四天王でもリーダー各のお人だが」

「確かに俺達反乱軍をまとめ導く”将”としては申し分ない だがこと戦の強さ、個の強さとなると…測りがたい…ー」

また桂は果敢に攻める事をしない堅実な”護りの戦い”を得意としているためか戦の功も銀時達に譲りがちなのだと語られる

*「ー堅実といえばきこえは良いがそりゃ下手すりゃ臆病者と…」

*「おい!口を慎め!」

*「いや この際だ言わせてもらおうー」

 

「容易に仕掛けず仕掛けても容易に乗ってこない」

 

「あの人の戦い方が敵になんと揶揄されているかしっているか」

 

 

『ー逃げの小太郎』

 

猩覚「ー確か そう呼ばれていたな お前ー」

場面は狭い路地で引き続き猩覚との対峙をつづける桂のところへ

「ーとっくに仲間をまとめてとんずらしていると思ったが まさか味方を逃がすために自ら盾になるたぁな」

が それに対し 逃げられる相手と逃げられない相手くらい見分けられねばそんな異名では呼ばれてはいない とかえす桂

「ーなるほど つまり観念したってワケか」

 

桂「ー観念ではない 決心だ」

「俺はもうどこにも逃げんぞ」

 

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互いに振りかぶった得物が激しく交錯する

 

『ーヅラが臆病者?』

『おまんらホントに何も解っとらんなー』

 

場面は先ほどの攘夷志士達の続きのようなところへ

得意そうな坂本「ー銀時や高杉に笑われるぜよ」

*「さっ坂本さん!いつからそこに!!」

坂本「ん….いやあの今来た..」

 

そして気をとりなおすようにして坂本は 奴の戦功が少ないと思うのはそれはお前らが気づいていないだけの話だ と語りだす

つまり戦は勝ち戦よりも負け戦の方が難しく、もし引きどころをわきまえなければ損害を最小には収められずに軍の立て直しが効かくなってしまうが

その為の敵を攻めるではなく味方を護るための功のない戦、それをいつも担っているのが桂なのだという

志士達「!!」

笑いながら語る坂本「ーそんな戦を任せられるのはよっぽどの戦上手しかおらんからの」

「アイツがいなければわしらの戦はとうの昔に終わっとるぜよ」

 

*「ーで….では坂本さんは桂さん最強説を推すのですな!!負けませんよ、最強は銀時さんです!」

坂本「また最強談義かい(汗)」

 

「ーさてな そいつはきっとアイツの臆病者の皮をはがさねばわかるまい」

 

「アイツは…幼い頃に両親を病でなくしてな 屋敷も没収されお婆を二人で路頭に迷ったこともあったというー」

 

『ー小太郎』

『一軍を率いる将として 最も大切な資質はなんじゃと思うー』

場面は墓前に花を供えつつ横にいるお婆の声をきく幼いころの桂のところへ

 

『ーたとえどんなに一騎当千の強者でも たとえどんなに巧みに兵を使える知恵者でも将をとられれば戦は負けじゃ』

『しねば兵も国も何者も護ることは叶わん』

『ゆえに将たるは』

『戦場でもっとも臆病でなければならぬ』

『誰より怯え誰より恐れ生き残ることが将の努めじゃ』

 

『だから小太郎』

 

『安心して泣け』

 

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『ー泣いてもいい 弱虫でもいい』

『将が生きていれば お前さえ生きていれば 桂家(わしら)は滅びぬー』

その声が続いてくなか、いつしか墓前の花は二つから三つへと

『臆病者と呼ばれても良い 生き残れ小太郎』

『なんと罵られようがわしらは知っている お前は立派な将であると』

 

その墓前でひとり手を合わせる桂

そうして坂本曰く、桂はその天涯孤独となり幼くして桂家の当主となった重責の中で臆病者の皮をまとったのだという

 

街の者達「ーあの子巷でも評判の賢い子でしょ」

「養子縁組の話なんかもあったらしいんだけど」

「侍は 自分で自分を育てるものだってー」

その背景ではひとりっきりの家で食事をし家事をし寝床につき、しかしあまり表情がみられないような桂の姿が

 

「(お婆 将とは辛いものだな)」

「(あらゆる危機から逃げまどい 一人生き残ったとしても)」

 

「(孤独からは 逃げられない)」

 

そうして 臆病なだけでは夜は越えられない と だったら俺は誰よりも臆病で誰よりも強い侍になろうと 夜になってもひとり桂は木刀での素振りに励んでいる様子が

 

「(己だけではない)」

「(共に夜を越える 仲間たちも)」

「(護れるくらいに)」

「(強く 臆病に)」

 

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坂本「ーお家をつなぐため 仲間を護るため アイツは臆病な戦いを続けてきた」

「逃げの小太郎と罵られても」

 

「だがもし アイツが全てを預けられる将が現れたら」

「もし」

「アイツが全てを賭けなければ勝てぬ敵が現れたら」

 

「臆病者の皮を脱ぎ去ったあの男の」

「臆病者の異名(な)が解るかもしれんよ」

 

やややわらかに語る坂本の表情の直後 そこには気迫のこもる剣を振りかぶる桂の顔が

 

ガギギギギ

場面はそのまま 激しい戦闘を続ける桂たちへ

両者は互いに狭い路地での壁蹴りをつかい さながら空中戦を行うかのように激しいうちあいを続けている

ドォン

猩覚の強力な一撃を躱した桂がその頭上とる

 

そこから首筋付近へとむけ鋭く剣を振り下ろす桂

 

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ガカァ

が それを歯で受けられ、逆に手痛い一撃を受けた桂はそのまま上方へ ビルのへりをその体でぶち破る程の勢いで吹き飛ばされてしまう

しかしその先でも 桂の落下を待たぬほどの素早さでの猩覚の追撃が襲う

 

 

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屋上から数階下の階まで破壊せんばかりのその一撃の激しい衝撃に飲み込まれていく桂

 

『…..ラ』

 

『ヅラ….』

 

銀時「オイヅラ たまには俺と一本闘ってみるか」

桂「は? 誰だヅラって」

 

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場面はどうやらかつての銀時や桂たちの道場での光景へ

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