【ネタバレ】極黒のブリュンヒルデ 137 感想【注意】

無知と幸福

男「….ふむ」

あの黒服の面倒をみていた部屋でうちひしがれているようにへたり込んでいる佳奈の姉

そしてその背中を見つめるあの相方の記者風の男

 

佳奈姉「全てを失ったわ…妹が行方不明になってから10年…ずっと探していてようやく見つけた手がかりなのに….」

「それを失ってしまった…もう終わりだ…」

 

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それに対し諦めるのは早いだろと声をかける男

もし写真に写っているのが本当に妹なのならばこの10年もどこかで生きていた事になるし

行方不明者の捜索において一番重要な安否の確認が取れただけでも良かったじゃないかという

佳奈姉「失ったのは妹への手がかりだけじゃないわ….」

またそれに対し 確かにV機関やモンスターの証拠を掴んで世間へ発表できればお前の名前も報道史に残せたかもしれないなとかえす男

しかし佳奈姉はもうそんなことはどうでもいいのだという

 

佳奈姉「私は…大切な恋人を失ってしまったのよ…」

男「はあ?」

佳奈姉「毎日あの人のお世話してたのに…ご飯をあげたりヒゲを剃ったり..体も全身くまなく拭いてあげたり…

あんなに身を粉にして尽くしたのに私をおいて逃げるなんて…」

ポロポロと泣き出す佳奈姉

「あんまりだわ…あんまりよ…」

引き気味の男「….!!」

しかし気持ちはわかるがあの男が記憶を取り戻せばV機関にここが襲撃される可能性もあるしすぐにここを引き払おうと提案する

佳奈姉「いやだ!!!」

「あの人が私恋しさにここに戻ってくるかもしれないじゃない!!」

 

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男「….!!」

「お前さ…あいつと一度も話したことないだろ よくそれで惚れられるもんだな

意識を取り戻したら”そうでゲスそうでゲス”みたいな喋り方の男だったらどうすんだよ?」

佳奈姉「それでもいいの!!!」

 

「イケメンなら….」

男「! うぜぇ…」

 

場面は黒服に佳奈姉の事をきこうとしている村上たちのところへ

黒服の方も別に隠すことではないと今から話をしてくれる様子

しかし「別にいい」とあまり浮かない顔をした佳奈がそこへ割って入ってしまう

初菜「え?」

佳奈「そんなことを聞いても仕方がない」

 

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初菜「…自分のお姉さんに会えるかもしれないのよ?」

そっけなくこたえる佳奈「会ってどうするの?私にはその姉さんの記憶もなにもないのに」

「本当に姉だとしてもDNA的な問題よ 今更身内が出来ても困る」

その様子を見つめる村上 初菜の方も佳奈がそういうなら…と引き下がることに

 

黒服「それじゃ美樹しばらくお前の所で世話になるぞ」

美樹「はあ!!?」

冗談じゃないわ!と声を荒げる美樹

「ーこっちはあんたのことを信用した訳じゃないのよ!!ヘクセンヤクトの事を探ろうとしているスパイかもしれないじゃない!!」

黒服「でも俺ヴィンガルフをクビになって頭を撃ち抜かれてるんだぜ?」

傷あとを見せる黒服

美樹「あんた達はそれくらいの事なら自作自演でする組織でしょうが!!」

軽く笑みを浮かべて ….確かにと同意する黒服

そして他にもアテはあるといって部屋を出ていこうとする黒服だったが

聞きたいことがあるんだと言いつつ村上がそれを引き止める

 

黒服「….ヴィンガルフの事なら話すつもりはないね」

鋭い目つきへと変わる黒服

「確かに俺は組織からけされかけたがそれは俺のミスだ 納得もしている」

「だいたい俺はヴィンガルフが目指すこと自体には賛成しているんだ それを潰すような事はしない」

しかし村上はヴィンガルフの事などはどうでもよくただこいつらを守りたいだけだとこたえる

村上「…だから教えてくれ 魔法使いの孵卵を止める方法はあるのか?孵卵は一体どういう条件で起こるんだ?」

村上を見つめる黒服「…..」

「そうだなー」

静かに孵卵について遂に語りだす黒服 しかし孵卵の条件とはやはり全くの不明でありそれをコントロールしようという研究もあったがあきらめたようだという

「わかっているのは魔女はいつか必ず孵卵するということ それだけだ」

村上「…!!」

「(…それは…)」

「(…一番知りたくなかった事だ..)」

 

少し気落ちしたように沈黙してしまう寧子達 それをよそに部屋を出て行く黒服

ガクン

突然へたり込む美樹「はぁ…○されるかと思った…」

あいつそんなに怖い人なのか?と尋ねる村上だったが美樹曰く超恐ろしい人なのだという

美樹「根はどうかはわからない でも….」

「あの人は人を○しすぎた…だから立ち止まれないのよ…

立ち止まったら…今まであの人が自分の目的の為に奪った命を無駄にすることになるから…」

 

そして村上達もそろそろ解散するということになり皆で一緒に山道をいく事に

途中 「あんたいつまでついてくんのよ」と高屋に対しストーカー呼ばわりをする初菜

初菜「ー高屋君の家こっち方向じゃないでしょ?もういいからさっさと帰りなさいよ」

高屋はその言い草に少しイラッとした様子を見せつつも やがて無言で踵を返しみなとは反対方向へと歩き出す

と 突然歩き始めていた初菜が後ろに振り返る

初菜「助けてくれてありがとう!!」

明るい表情で高屋の背中に呼びかける初菜

 

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驚いてその場で振り返る高屋 しかし初菜はさっさと走っていってしまう

高屋「…..」

「遅ぇよ」

少し嬉しそうな表情の高屋

 

村上「佳奈 ちょっといいか?」

車道を4人で歩いている村上たち 村上は前をいく二人には聞こえないようにか小声で佳奈に話しかけている

「お前…気を遣ってるんじゃないか?」

佳奈「..何の話?」

さっきの姉の件は自分だけが家族に関する手がかりが出来た そのことに対し後ろめたさを感じているんじゃないのかという村上

それをきいた佳奈は あながちそれも的外れではないといった表情をみせる

佳奈「…..」

「それも理由の一つね」

村上「一つ?」

佳奈「折角見つかった妹が 化け物に変身して人を食べ始めるのはイヤでしょ?」

表情に少し陰りが見える佳奈をじっと見つめている村上

「だったら何も知らないほうが幸せよ お互いにね」

「それと もう一つ」

「この世に未練が残るのが怖い」

 

パイロット「どうでしたか?」

美樹「どうもこうもないわ!!」

場面はヘリに乗り込もうとしている美樹のところへ

どうやらどこかの原っぱ?に待機させていたようで丁度エンジンがかかったヘリに乗り込み出発しようとしている

美樹「とんでもない人に会った!聞いて驚かないでよ!!」

パイロット「え?一体誰ですか?」

 

ガッ

「!!?」

ゴキッ

 

突如後ろからクビをねじられ 外へと放り出されてしまうパイロット

 

黒服「それは俺のことか?」

美樹「…!!!」

操縦席へと乗り込みヘリ内に置いてあった地図?を手に取る黒服

驚愕の表情の美樹の顔からは一気に汗が噴き出ている

黒服「ーここがヘクセンヤクトの拠点か」

「俺を信用しない所までは正解だ であるならもう少し注意を払うべきだったな」

「神族の受精卵を返してもらおう」

睨みつける黒服

次回、極黒のブリュンヒルデ第138話へ

 

※以下感想です※

いいですね黒服さん…ただのおちょくられキャラにならない感じがとてもいいです

ただ仮に受精卵を取り返したとしてそれをヴィンガルフに持っていったとしてもその時点でもやはりまた始末されてしまいそうな…

受精卵さえあれば組織に戻れるという算段があるのか それともししてなおと それだけの価値をヴィンガルフの目的に対し見出しているのか はたまたそれこそもう立ち止まることは出来ないと腹を括っているからなのか…

いずれにせよそれだけの価値があると感じている そこまで言うほどであるという目的なのならば 少しくらいは村上達に講釈してあげても良かったような気もします

しかし佳奈のお姉さんは美人ではあるが結構アレな人…と感じた今回でしたが…先生は変態キャラ以外はあまり出したくないんでしょうか…

正直笑って楽しめはしますしこんなキャラは個人的にも好みなのですが 高屋の登場や黒服さんのあのネタ等の後だと

ちょっと立て続けにやりすぎている感も…

でもまあやはり先生の作品の先の読めない超展開っぽさというか 思わずツッコんでしまいたくなる様な部分は大好きですし 今回も読者からのツッコミどころを用意してくれていたと考えれば それはそれで納得できるかなといったところです

そして 今回のこれで村上達は黒服さんからほとんど何の情報も得られることも無く別れてしまったわけですが

佳奈姉が本当にイケメンであるなら何でもいい派であれば 初菜よりも高屋との相性が良さそうですしその辺割りと気になるのでここまで引っ張ったのであれば早いところ姉妹の再会が見たいです

そして出来れば 新たな刺客や黒服さんの悪役的活躍も期待したいのですが…!次回からはまた一体どうなってしまうのか…